2019/04/25生紙の茶会

生紙の茶会

生紙市の会期中、江戸千家 越後支部 伊東杜中様のご協力により、茶会を開催いたします。

どなたでもご自由にご参加いただけます。生紙の和室でお茶をいただきながらゆったりとした時間をお過ごしください。

 

日時:5月5日

午前10時~午後3時

 

場所:生紙工房2階和室

 

茶席券:500円

 

 

 紙布織り桜井貞子さんは卒寿をむかえられましたが、すごぶる元気なおばあさん。自分が毎日お世話になっている作務衣は30年あまり桜井さんの手によるもの。今6着目を着させていただいております。

 一昨年、紙の博物館で展示されていた月桃染め、風通織の着物は当工房村田仙三君が漉いた紙でいたく気に入っていただいた。展示後、生紙工房にどうぞと・・・。その作品を今回展示させていただきます。

 また、昨年、生紙工房の和室を訪れた時、「ここまで和紙を使っているのだから、私、畳の縁を織る」とおっしゃり、色は、くるみ染めがこの部屋に合うのではと、さっそく送ってくださった。ここまでしていただいたのだから、以前桜井さんからいただいた「ブナの翠」というエンジュと藍を重ねた翠の柄の入った着物を仕立てて、おたいこの部分は、仲間内である小林規子さんが「翠」と書いてくださるという。思ってもみなかったすばらしい物語になって、何ともありがたいこと。訪れてくださる方にもぜひ、ご覧いただけたらうれしいことです。

 

越後門出和紙 代表 小林 康生

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